企業概要
1907年創業以来、清涼飲料やアルコール飲料などで圧倒的なシェアを誇ってきたのが、キリンホールディングス株式会社です。その原動力となっているのは、「よろこびがつなぐ世界へ」というスローガンです。人々が健康で、毎日を楽しく暮らすことができる未来を目指し、常に新たな事業領域への進出に力を注いできました。実際に、1990年頃からは医薬事業に本格的に参入し、健康系カテゴリーを確立。現在では「食と健康の新たな喜び」を広げるため、医と食をつなぐ事業を進めています。
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コーポレートスローガン
よろこびがつなぐ世界へ
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編集部コメント
飲料メーカーとして成長してきたキリンが、今も新たな商品を生み出し続け、また他領域にも進出する理由が表れたコピーだと思います。特に、「よろこびがつなぐ」という表現からは、友人と一緒にビールを飲んだときのよろこびや、家族でお茶を飲んでくつろぐときのよろこびなど、キリンが美味しさだけではなくよろこびも届けようとしていることが分かります。そしてそのよろこびを共有して人がつながっていくことで、生き生きとした世の中になってほしいという願いも込められていると感じました。
また、キリンが届けているのは飲み物だけではなく、医薬などの人々の健康を支えるものも含まれています。そのため、「よろこび」という言葉によって、前を向きワクワクしながら生きる人を増やしたいという願いも伝わってくるような気がしました。さらに、このスローガンにおける「つなぐ」とは、決して人と人だけではなく、地域や自然環境など、社会のあらゆる場所に広がるつながりなのだと思います。
事業とMVV
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国内ビール・スピリッツ事業
多様なラインナップを提供し、お酒を楽しむよろこびをつないでいく
- ビールや発泡酒といった総合的な酒類の展開で事業を展開しています。糖質70%オフのビールで健康を考慮した商品を開発したり、秋味のビールで四季のよろこびを感じられるような体験を提供したりと、「よろこびがつなぐ世界」に向けてお酒を楽しむ喜びをつないでいく役割を担っています。
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国内飲料事業
シーンを考慮した商品展開で、大切な時を分かち合うよろこびをつないでいく
- 紅茶や緑茶を中心に、おいしさ、健康、そして飲用シーンを考慮した商品を展開しています。飲み物そのものだけではなく、それを飲む時間や空間といったひとときに目を向け、どうしたらその時間を分かち合うよろこびが生まれるのか、またつないでいけるのかを追求しています。
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オセアニア酒類事業
世界にビール飲料を発信し、国を超えてよろこびを広げていく
- ビールを始めとした酒類のほか、コーヒーなどの大人向け飲料といった商品を保有しています。オーストラリアやニュージーランドでのビールカテゴリーの活性化を図るとともに、クラフトビールの海外展開を加速させているのが特徴です。その国に合わせた商品展開を行うことで、キリン飲料を通じたよろこびの連鎖を国を超えて生み出していこうとしています。
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医薬事業
医療ニーズに応えた新薬を創出し、食と健康の新たなよろこびをつないでいく
- 世界各地に拠点を設け、がん、腎、免疫疾患等の領域を中心に新薬を創出しており、バイオ医薬品の開発にも強みがあります。健康にアプローチするこの事業のように、カラダにもよろこびを与えるなど、キリンが「よろこびをつなぐ」領域をさらに広げていることが分かります。
キリンホールディングス株式会社公式HP(https://www.kirin.co.jp/)
※こちらのサイトは弊社の著作物ではございません。
編集者の一言
実は私は、一番搾り、氷結、午後の紅茶……と、挙げたらキリがないほどキリンさんの商品が好きです。皆さんの中にも、キリンと言ったらこれが好き!という商品がある方がいるかもしれません。そうした商品を生み出す原動力となっているのが、「よろこびがつなぐ世界へ」というスローガンだと知り、人々のよろこびを連鎖させようとしているのがとても素敵だなあと思いました。確かに、友人と一緒に集まって楽しむときのビールの味や、受験期に体を温めてくれた紅茶の味は、よろこびをもたらすきっかけになっているような気がします。これからも、キリンさんがよろこびの連鎖を起こし、毎日にワクワクを届けてくれるのを楽しみにしています。