曙ブレーキ工業株式会社

企業概要

1929年、日本の自動車産業の黎明期に、国内初のブレーキライニング(摩擦材)メーカーとして創業したのが、曙ブレーキ工業です。自動車、自動二輪車、鉄道車両、産業機械、榛葉フォーマンスカーなど、幅広い分野に展開しています。小規模専業独立製造会社の特長を活かし、国内外で活躍しているのが強みです。主力製品のブレーキパッドはなんとグローバルで約19%、国内では約47%と、高シェアを維持しているのです。自動車業界は大変革期を迎えていますが、車を「とめる」という役割はこれからも必須です。多くのいのちを守り、安心を提供する重役として、貢献しています。

理念

編集部コメント

曙ブレーキ工業のブランドと使命が凝縮された理念です。 「制御と解析」という部分は、「制御」を先にすることによって、問題解決を最優先し、その問題の解析もセットで行うという姿勢が表れています。また、「ひとつひとつのいのちを守る」という表現によって、人類だけではなく、動物や植物など、あらゆる生物のいのちを守るブレーキづくりと経営をしていくという想いが伝わってきます。

経営哲学としての「APS」

編集部コメント

APS=「Akebono Production System」とは、曙ブレーキ工業の全てのモノづくりを指しています。このAPSを生産方式だけにとどまらず、企業グループ全体の考え方そのものつまり経営哲学として捉え、「Akebono Philosophy and Spirit」と昇華させていくことを表しているのが、「経営としてのAPS」です。つまり、APSを通じて、モノづくりから人としての成長を目指していることが分かります。真摯にモノづくりに取り組む曙ブレーキ工業だからこその経営哲学なのではないでしょうか。

ブランドスローガン

編集部コメント

「さりげない安心」「感動する制動」という二つの言葉に、曙ブレーキ工業の企業像が映し出されています。ブレーキの本質にこだわり、さらなる性能を求めて奮闘することで、社会の人々にとってさりげない安心を届ける。同時に、製品の質やサービスによって、お客さまから納得と信頼を得る。製品の品質とその行方を大切にしていることが伝わってきます。

事業とMVV

各種ブレーキおよび構成部品の製造・販売・研究開発

様々な乗り物や機械の安全装置を生み出し、人々の笑顔を守る

総合的なブレーキ技術を活かして、自動車用、自動二輪車用、鉄道車両用、産業機械用のブレーキやセンサー製品を開発、供給している事業です。世界各国の市場ニーズに対応しており、主に欧州、北米、アジアに拠点を設けています。長年培ってきたノウハウと技術を活かし、低環境負荷、またAIを使用するといった新製品にも着手しており、社会インフラへの製品開発などを手掛けています。

今回曙ブレーキ工業さんを編集させていただき、「摩擦と振動、その制御と解析」に対するこだわり、そしてその製品の先にある人々や社会全体へのまなざしを知ることができました。普段何気なく使用している車や公共交通機関のブレーキがあって、私たちは安全に毎日を過ごすことができています。その背景にある、モノづくりに取り組む実直な姿勢や私たちの笑顔を想う気持ちが、ビジョンやブランドスローガンの言葉からひしひしと伝わってきました。これから乗り物に乗る際には、曙ブレーキ工業さんのそうした努力や想いがあることに感謝したいです。

曙ブレーキ工業公式HP(https://www.akebono-brake.com/index.html)

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