企業概要
良品計画は、「感じ良いくらしと社会」の実現を目指して、生活者や生産者に配慮した商品・サービスを提供している企業です。焦点を当てるのは、暮らしの断片だけではなく、地球規模の未来までをも含んでいます。主力事業である無印良品では、「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」の3つの観点から商品を展開しています。良品計画の根幹にあるのは、「良品」へのこだわり。無印良品の他にもカフェ事業やキャンプ事業、住空間事業などを通じて、「良品」を消費者に届けています。何が真の意味で「良品」であるのかを常に考え続け、最適な解答を模索し続ける姿勢こそが、良品計画の特長です。
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VISION
「良品」には、あらかじめ用意された正解はない。
しかし、自ら問いかければ、無限の可能性が見えてくる。 -
編集部コメント
『「良品」には、あらかじめ用意された正解はない。』という部分に、社員一人ひとりがそれぞれ「良品」とは何かを考え、行動することの重要さを説いているような印象を抱きます。その後に続く「無限の可能性」という言葉からは、変わり続ける社会のなかで、その都度「良品」の意味を問い続けることで、「良品」の未来を開いていく信念が窺えます。
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企業理念
良品価値の探求 Quest Value
成長の良循環 Positive spiral
最良のパートナーシップ Best Partnership -
編集部コメント
「良」という漢字を3つの企業理念すべてに使用することで、「良」を最重要視していることが分かります。良品ビジョンにあったように、良品計画のなかで「良」が何かという最適解は与えられていません。社員一人ひとりが品質、自身の成長、パートナーシップの「良」を求めることが、ビジョン達成につながるのであろうということが分かります。「成長の良循環」という部分では、「循環」という言葉を使うことによって、個人や国、地域を越えたグローバルな発展や成長を目指していることが伝わってきます。
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行動基準
1.カスタマー・レスポンスの徹底
2.地球大の発想と行動
3.地球コミュニティーと共に栄える
4.誠実で、しかも正直であれ
5.全てにコミュニケーションを -
編集部コメント
5つの行動基準のなかで「地球」という単語が目立つことから、良品計画はグローバルに貢献する企業であるため、視点は広く、地球大で考えることを大切にしていることが伝わってきます。また、企業を拡大するための貢献を求めるのではなく、あくまで誠実に、そして社会のために役立とうとする姿勢が、行動基準の一つひとつに表現されています。
事業とMVV
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無印良品事業
実質本位な商品を展開し、「良品」を届ける
- 「わけあって、安い。」をキャッチコピーに、従来の商品企画から外れてしまうような商品の企画からスタートしたのが、無印良品です。実質本位な商品を扱っており、約7000品目を展開。衣服、生活雑貨、食品などの幅広い品ぞろえが特長です。
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カフェ・ミール事業
「素の食」の美味しさと世界への優しさ
- 無印良品のカフェを展開しているカフェ・ミール事業。「素の食」をテーマに、野菜中心の健康志向なメニューを楽しむことができます。季節の素材やこだわりの食材などの、そのものの味を楽しんでもらうことと同時に、フェアトレードや環境に配慮した農法を使用するなど、世界にもやさしくあることに注力しています。
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キャンプ事業
地域に密着し、自然のなかで「感じ良い」を提供する
- 「過剰なサービスは省きましたが、自然は豊かです。」をスローガンに、日本国内の3つの拠点でキャンプ場を運営しているのが、キャンプ事業です。約70万坪の森林を管理するほか、地域の方々に講師を務めていただくアウトドア教室を開くなど、地域に密着した事業であることが魅力のひとつです。
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IDÉE
自分が好きなもので、暮らしを彩る
- 良品計画のオリジナル家具や雑貨、アンティーク、カーテン、ラグといった商品を展開し、また空間プロデュース、コンサルティング、デザイン業務も行っているのがイデーです。ものが溢れる現代で、自分が好きなもので暮らしを彩っていく。そんな生活を提供することを目指しています。
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住空間事業
「家」という器を通した、無印良品の「感じ良いくらし」のご提案
- 「家」という器を通して、無印良品の考える「くらし」の提案を行っているのが、住空間事業です。永く使えること、そして変わっていけることの二つの軸を持ち、その時々に合わせて柔軟に変えていける家づくりを提案しています。
株式会社良品計画公式HP(https://ryohin-keikaku.jp/)
※こちらのサイトは弊社の著作物ではございません。
編集者の一言
無印良品は私も個人的に好きでよく商品を購入させていただいていたのですが、答えのない「良」というものに対して考え続ける良品計画さんの姿勢に胸を打たれました。また、編集させていただいた上で改めて良品ビジョンを見直すと、『「良品」には、あらかじめ用意された正解はない。』という言葉は、良品計画さんの覚悟が表れているように感じました。一人ひとりの生活者への細やかな心配りと、グローバルな視点での長期的な貢献を同時に行うことは非常に難度が高いことですが、良品計画さんは、だからこそそこに価値があると考え、挑み続けているのだと思います。これから無印良品の商品に出会ったら、地球大の視点を思いながら購入させていただきたいです。